昨日の続きです。
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保険のツナギ
これはこれから値下がりするリスクを回避するために行うツナギです。ロングポジションの値下がり損をツナいだショートの含み益で相殺するわけですね。レートが上がっても相殺されてしまいますが。。
トレード中どうしても席を外す必要が出来た場合などに便利です。短期トレーダーが使うと良いのかもしれません。ただ、自分が行っている売買ではこの保険という意味合いはほとんどありません。
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利益確保のツナギ
ツナいだ時点の利益を確保してしまうツナギです。
先週の記事を例に挙げるなら、80円でツナいだ後にレートが78円まで下がったとします。
ロングは79円で1万通貨なので含み損-1万円、ショートは+2万円、全決済した場合トータル+1万円で、ツナいだ時点のレートが80円だったのでその時の含み益1万円と同じ意味を持ちますよね。
まさにツナいだ時点の利益を確保していると言えます。トラリピをやっている方は理解しやすいかもしれませんが、
レートの推移を利益に変えたと取ることも可能です。
また、ツナギ売りのショートのみ決済すれば、ロングは最初のポジションを持ったままなので79円のロング1万通貨と確定益2万円が手元に残ります。(含み損は-1万)
もしツナギが無かったら、何も利益を出さずにロングの含み損が-1万円という状態でした。
中々上手な使い方だと思います。
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コストダウンのツナギ
利益確保のツナギの次の段階にあたりますが、先ほどの例でいきますと78円に下がった時点で、ショートを決済した確定益2万円を消費してロングのポジション79円を疑似的に下げます。
取得費用を1円下げるのに必要な利益はポジションの通貨数と同じなので(今回は1万円あれば取得費用を1円下げることができます)2万円では2円の取得費用=コストを下げることができます。
つまり・・・78円、含み損-1万、確定益2万の状態と2万円を別に確保しておけば、ロング77円で1万通貨持った状態(含み損は0)は同じだといえるのです。
以上がコストダウンのツナギで、自分の売買に一番使っている方法です。
・・・と書きましたが理解できたでしょうか?基本的には最初のポジションは決済せずにツナギ売りで利確することで最初のポジションのコストを疑似的に下げて行くというわけです。
ひとつ補足するなら疑似的にコストダウンと書きましたが、実際に決済してしまっても構わないわけです。
77円にレートがさらに下がったとします。
ロングの含み損-2万円、確定益は2万円。決済すれば±0。ここでまたロングを1万通貨買ったら同じですよね?
ただし、ツナギ売りをしまくってコスト下げることを繰り返した場合、いずれレートが下がり切ってしまうかと思います。(史上最低レートまで下がったとか)その時は利益を別に確保して、疑似的にコストダウンする必要が出てくると思いますので・・・。
また、今回は最初のポジションと同じ量を一気にツナギ売りしましたが、分割で売り上がる方法が良いと思います。ツナギ売りしたレートより上昇する可能性もあるので分割売り上がりによってちょっとでも平均売値を上げた方が利益出しやすいですしね^^
あと逆の発想で
ツナギ買いがあるよな~って思って本読んでたのですが、何やら買いの買い?とか訳分からない内容だったので、自分の中では単純に最初ショートを持って下がったらロングでツナげばいいよね?という理解に留めました。
基本はツナギ売りって書かれててツナギ買いについては本当にサラっとしか書かれていませんでしたし^^;
よし、次回はうねり取りについて書いてみますか~。(これもちょっと我流入りますが)
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