記事の続きを書く前にエクセルファイルの更新してみました。
ダウンロード(xlsx)
各項目とも損益がマイナスににならないレートを表示するようにしました。グラフでも分かりますけどね^^
では、順番にシュミレーション始めます。
まず運用資産についてです。
増やせばくるくるロング、くるくるショート、相殺評価の安全維持率の範囲が増えますね。仮勘定の設定だと350万くらいあれば過去最高値~最安値まではずっと放置で良さそうです。
けど今回実施する手法の狙いは、そんな
普通のトラリピと同じでは面白くないので運用資産については放置しておきます。(そんなに資金費やしたくないですしね)
次にヘッジロングの通貨数を仮に10万通貨にしてみます。ロスカットレートは上がりますがとりあえず放置します。
ヘッジロング建値の79円を起点にくるくるロングの青い山型曲線が大きくなりました。
単独運用ならヘッジロングの通貨数が多くなるほど含み益の出る範囲が広がり、さらに含み益の数値も大きくなることが分かりますね。
もちろんロスカットレートが上がってしまうので、単独運用の場合は運用資産をもっと準備しないといけません。
この辺りについてはまた実践しながら触れますので、次にいきます。
実際にExcelシートを触りながらやって頂くと分かり易いと思いますが、トラップ1本当たりの通貨数を増やせば山が縮んだようになり、トラップ幅を広げるとそれに伴い山も広がり最大益も増えます。
というのもこれはトラップの幅が広がれば最大トラップ数が減る⇒トラップの最大含み損も減る⇒ヘッジロングの含み益は元のまま⇒トータルで増えるといった流れなので当然と言えます。
この辺りは普通のトラリピの特徴が大きく反映されますね。
#1点ちょっとハマリかけたのですが、
ショートトラップとロングトラップのトラップ幅は同じにしないと試算表のレートがずれて相殺損益が楽しいことになってしまうのでご注意ください。
ぇ、こんなに含み益あるの??と朝からビビりました(笑
ここからが
波乗りトラリピって勝手に呼んでる上で一番大事な部分なのですが、ヘッジロングの平均建値について説明します。
最初のエントリー時は79円なのですが、トラリピで利確を重ねつつ、レートも変動した時にこのコストを変動させることによって差益を得ようというのが今回の手法のコア部分になります。
よく分からないと思うので、グラフを見てみます。
くるくるロングの青い山型曲線とくるくるショートの緑の山型曲線、そしてその二つの曲線の合成であるオレンジの山型曲線があります。
この二つの山がなるべく重なった時に合成した利益が大きくなるのは何となくでも気づくと思います。
79を起点にそれぞれの山の頂点までのレートの差の合計なので、くるくるロング側は84-79=6、くるくるショートは79-74.5=4.5。合計して6+4.5=10.5
つまりヘッジロングの平均建値とヘッジショートの平均建値の差が10.5円になったときに含み益が最大になります。
画像の右上の値が最大含み益です。
もし上記のような建値の状態を作ることが出来れば、トラップでの利確+全決済での確定益という大きな利益を得ることができそうです。
今回はヘッジロング5万通貨とヘッジショート4.5万通貨なので含み益もそこまででは無いような気もしますが、くるくるワイドには複利ロングという言葉がありました。
波乗りトラリピにも同じようなやり方があると思いますし、ヘッジロングの通貨数が多いほど最大含み益も多くなりますね。
正直複利ロングの建て方とかは良く分かっていない部分もあります。
どこかの記事には最初の建値より高値で建ててもそれほど問題ないとの文も見た気がします。
ただ、これはくるくるロングに限ったことなので、自分で色々触っているうちにちょっと面白そうな手法に移れそうな気がしました。
上記で気になるのはコスト差を作ることかと思います。
似た感じでコストを広げながら確定益というのが狙い目かなと。
その辺り運用したらどうなるのか?について次回シュミレーションしてみます。
PR
COMMENT