今回の記事ではトラップの発動位置と損益関係について考えます。
ヘッジトラッパーの方は普段何気なく
ヘッジロング通貨数=トラップ通貨数の時に利益が最大になることは知っていると思いますが、これの
中身について考えたことはあるでしょうか?
試算表を作ったり(これは仮勘定が実施)、図解したりして結果的にそうなるから、といった方も多いかもしれません。
かくいう仮勘定もイマイチ納得できないままでしたが、ツナギ売買を理解した今ではスッキリと納得できました^^
では、自分なりの理解の方法を書きます。
例を挙げるので、以下の図をご覧ください。
ヘッジロング5万通貨を持ち、1円刻みにショートトラップを1万通貨ずつ仕掛けたとします。
ここでヘッジトラリピとかそういう概念を無くして、
ツナギ売買の視点で上記の状況を考えます。
86円で利確のツナギ、87円でさらに利確のツナギ・・・
とすると、合計15万円の利確のツナギをした時点で
ロング側が全てツナギによって消費されたと考えることが出来ます。
これが「
利益が最大になった状態」なのですが分かるでしょうか?
仮にレートが91円になった時にショートトラップが発動してしまいますが、これって単なるショートポジションということになります。
利益を確保するためのロングが在りませんよね?
・・・ということはここからさらに上昇してもショートの含み損が増えていくだけです。
ヘッジトラリピの損益曲線でヘッジロングを全部ツナいだ後のレートの上昇によって利益が減っていくのはこういう理由からだと考えることが出来ます。
さて、もう一度最初の図を見て頂くと気付くかもしれませんが、本来ならレート90円の時にツナギ売りを5万通貨しておけば25万円の利益を得ることが出来ました。
しかしヘッジトラリピでは15万円の利益に留まっています。
これってヘッジロングに近いショートトラップが早々と利益確保をしてしまってその後のヘッジロングの上昇分を相殺してしまっているからなのです。
まぁ、本来トラリピが上昇トレンド中の下落を利益として受け取るので、それで良いのですが相場のトレンドが分かっている場合、あまりに早い利確のツナギでもあるショートトラップは手放しでは喜べないのかもしれません。
以下追記4/1 PM
触れるのを忘れていたので追記しますが、ヘッジロングより下のショートトラップの存在についても書いておきます。
ツナギ売買の視点で見ると、ヘッジロングに対してマイナスの利確のツナギ売りをしていることになります。
折角の利確のツナギなのにわざわざマイナスの利確をするのは相場に対して無理をしていると思うので個人的にはヘッジロングより下もショートトラップで追いかけることはやるのはどうかな?と思います。
それを防ぐためにもヘッジロングのエントリーは分割で買い下がるようにしたいものです。
ここまで書いて、あれ?どうやって次の記事に繋がるんだっけ?と訳が分からなくなりましたが、とりあえずこのまま記事にしておきます。そのうち思い出すでしょう(笑
次の記事はヘッジトラリピの全決済時のトラップの再利用についてです。
↓とりあえず書いて文章にすることで分かることもあるよね
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